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瞑想は、日常の喧騒や心の忙しさからほんのひととき離れ、心の奥の不動の平和と愛の意識にアクセスし、本来の自然で純粋な状態の自分を取り戻すセルフケアのひとつです。

瞑想する、というと、何かをするようなイメージですが、瞑想の目的は“何もしないこと”にあります。そして、“何もしない”ときに立ち現れるほんとうの自分と出会い、その経験を土台として、日常生活の中でもほんとうの自分のままで生きてゆけるようになることが、瞑想の効果であり、恩恵です。

ですから、瞑想をするときは、いま抱えている仕事や悩みや気がかりなことを、すべていったん脇へ置いて、何もしないために静かに座ろう、という気持ちで行なうといいと思います。

さぁ、頭を空っぽにし、ただ、この瞬間に存在してみましょう。

はじめは、頭を空っぽにすることが、とても難しく感じられるかもしれません。何もしない、何も考えないという状態に私たちは慣れていないので、どうしていいかわからなくなるかもしれませんが、最初は、ただ、静かに座ることからはじめましょう。

それから、自分に微笑みかけるつもりで、ゆっくりと呼吸をしましょう。

静かに座り、呼吸をしていると、頭の中に、日常の出来事や、過去の出来事、いろんな考えや感情が次々にやってます。考えようとしなくても、自動的にそれらはやってきて、心をいっぱいに占めてしまいます。それでも、それらをただ、やって来ては去ってゆくままにして、静かに座り、呼吸をしましょう。

そのとき、

①いま、自分の中に、こういう考えが浮かんだ、②この考えが浮かんでから、次にこんな連想や想像をして、③こんな気持ちになった

という風に、自分の状態 に気づいていましょう。

また、体の観察もしましょう。じっと座っていると足腰が痛くなったり、座っていること自体が辛くなります。時には、とてもイライラします。それでも、そういう自分を、静かに座り、呼吸をしながら、観察していきます。

足の痛みを感じながら、足に痛みがあることを、イライラしながら、イライラしている自分を両方同時に意識するのです。この二重の気づきが、自分の中にある純粋な愛の意識にアクセスする鍵となります。

いま、自分に訪れている考えや感情や感覚を消そうとせずに、そのまますべてを受容して、その上で、何もしないで、この瞬間にリアルに実在しましょう。

そうすると、自分のことがよくわかり、クリアになっていきます。頭もだんだん空っぽになり、5分~10分たらずの短い時間でストレスや緊張が解き放たれ、心に深い安らぎが訪れます。

やがて、何事もすべては過ぎ去ってゆく、そして、自分という存在は、あらゆる出来事や想像、考え、感情、感覚が沸いては消えてゆく場、変化し続けるフィールドのようなもので、自分の中であらゆることが起きるけれど、ほんとうの自分は、そのどれでもない、それらをありのままに観察しているもっともっと大きな存在なのだ、ということがわかってきます。

それは、もう二度と苦しんだり、落ち込んだりしない、ということではなく、これからも苦しんだり落ち込んだりすることはあるけれども、それもまた自分という場の中で起きる一つの出来事にすぎず、やがては過ぎ去ってゆくものだ、という余裕と安心感が生まれるので、心の平和と愛が失われることはなくなってゆきます。

この瞬間に存在しているとき、私たちは、自分のために存在することができ、人のために存在することができます。自分を愛し、人を愛することができます。それは私たちにとってとても自然な状態です。

過去のリフレインや未来への想像で心がいっぱいなときは、ぜひ、瞑想して、いまこの瞬間に自分の心と魂を取り戻していきましょう。

 

 

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